これタイマー、タイマー入ってんじゃねえの日記

つまるところ必要なのはこれかしら

長年苦楽をともにどころか十年愛
好きすぎておともだちに遠距離貸し/押しつけまでしていた
例のハードがこわれました*1
例のエンタープライゼスはとうの昔に修理受付を終了していました。
ときおなじゅうして例のごにょごにょBookも壊れました。
CD起動はできるのに元プロによるOS入れ替えもかひなく、
問題はハードなのかソフトなのかすらわからん状況。
冷静と情熱のあいだはふつうってやつだけども、
ハードとソフトのあいだってのはなんだらホイ。
ああ、例のジャパンからは既に修理受付終了を宣告されていますが*2
こう重なると軽く涙の膜すらも張らんね。


  • 今期のペイてれびくん

「ヨーロッパスポーツが好きなのは、いじわるだから」


あくまで結果的に時間は地続きで
ジロディターリアとユーロとツールが終わってしまっていた。
どころかぽっとしてたらブエルタも世界選手権も終わってしまった。
(ジロはともかく他のは
ベッケンバウアーよろしく「私の体の一部を切り落とした」というほかないような、
死ぬまで二度と見れないに違いない神の如きオランダの負けに違反薬物での選手追放)


悪い見本にすらならん本年の美の祭典のサッカーは問題外として
後任が真弓に決まってないほうの岡田の代表は、
つうかお子たちは決定力だか以前に
ヨーロッパスポーツのトータリティを理論としてではなくつかまないかぎり
協会やらクラブの奴らから筋トレのお許しが出たとしても
宇宙の時間でいうしばらくのあいだこのまんまじゃねえのといつも思う。
アメリカがイングランの手先のごとく
キック&ラッシュをそれなりに丁寧になぞっても
ベスト8だか4だかの先はもう「あっちゃいけない」的に「ない」のと同じで。
どんだけツール総合連覇しても
最後まで自分を前で引いてくれたチームメイトに
ステージ優勝ほぼ譲らないのが信条になっちゃってたアームストロング*3
凄い、きゃーカリスマー*4と思っても好きになれないのもそこ。
『茄子』の一編、「アンダルシアの夏」に
エースがバールからとびだしてきたねこをよけて落車した結果
もたないのが大前提の逃げでスポンサー様アピール中のくそアシスト(主人公)に
本気でステージ獲れと指示が来る(で、勝つ)というのがあって
はじめて読んだときは

店の腸詰めねこがくわえる
     ↓
怒られる
     ↓
ねこバールからとびでる
     ↓
外には集団
     ↓
エース落車でリタイア

というのがあざやかな因果関係、これこそトータリテ、なんて思ったけれど
そのねこは因果関係なんぞみじんもねえどうでもいい、
そこらへんあるってるだけのたんなる猫であるのが本来だというのが
ロードレース見始めてから二年が過ぎたいまの気分。
つまりテレビでごていねいに教えてくれるような、
天気気温湿度芝の具合競技場の空気敵将のタイプスタメンとサブなんてのは
因果関係の中におさまったファクターにすぎなくて
それを越える偶然-必然を
おびえながら/祈りながら待つともなく待たざるをえないという気分もまた、
ヨーロッパスポーツのトータリティなんじゃねえのかと。
その若干うんざりするような気分もゲームそのものだと本気で思っちゃない顔見てるのは
ゴールが決まらないこと以前にいらいらしちゃうのであった。


  • 今期のほんほん

ツール開催中にサイクルロードレース小説(か?)『超男性』に
挑戦するつもりが澁澤の訳にのりきれないままもう11月。

*1:一晩つけっぱののちモーターがまわんなくなった

*2:あり、もう去年のことかいな?http://d.hatena.ne.jp/insignificance/20071027

*3:キャプテンアメリカ

*4:あまりのフォトジェニックさが