上半期て6か月で終わるんだっけか日記

でもコボよりかりあげ派(道央画像自重

こうして少し長い上半期は
おこがましくも動揺させるものだったと言う気はないけど
そっちもこの先危ないって言ってるよ、
庭に家建てるからそのうちおいでよと
空知の親戚にありがたいことに冗談で本気言われて
クレオール、幻想の故郷に還る」を
一瞬脳内で夢見つつも
人間蓋然性でかんたんに死ぬ以上
蓋然性が怖くて逃げりゃ生きてらんねえという気持ちを
強くはした。




今年のブエルタはかっきり三十歳*1コボちゃん
優勝したみたいで、
まだ1週間見てないけどこりゃきっと
くそかカオスかのどっちかしかない。
ブエルタといえばいまだ思い出す「めれっこ」を
当備忘録の初動画として迎えられるだなんて
思いつきで運営されてるブログに
これ以上ふさわしいこともないと思いつつ張る。



水かけ祭といえばえろいミーニングしか、
tveといえばおかまみたいに美しいカシージャスのスケしか、
この年のブエルタといえばiamsterdamと
誰もが嫌がったカオスのオランダスタートとそのコースしか思い浮かばんところで


狂熱のジャミング、いえー!
古谷一行も思いのほかいいんだけど本田博太郎
佐藤允よりも寺田農よりも羽二重が似合うだけやなく
座敷牢のどんぶりばちのシーンの目線がほんといい。
日本語がわかるわけでもたぶんない、
岡本喜八映画によくあるほぼ素人の黒人さんを使っての
ストップウォッチワークの中、
向かいあう位置の本田博太郎
芝居に回収できる範囲をかなりこえて
目線でキューをだす係をやらされただけだといえば
まあそうなんだけど、
途中動かないほうの子に笑いかけたりしてな。
むしろこれが芝居なんだよなと、
かつ、本田博太郎みたいに本来
すごくダイナミックな俳優の気遣いとやさしさもまた
カメラが折り込めてこそ映画だろなんちゃら組だろとほんと思った。
岡本喜八のなかでも『愛のコリーダ』なんかにゃ
ためはった結果勝つできぐあいのポリティック映画。
かつ、チャイコフスキーとまでためをはる。
ダイブ&モッシュなんてもののないところは、
クラシックたる映画の奥ゆかしさ。


  • 今期のほんほん『日本映画[監督・俳優]論』


ショーケン、びっくりするほどのクレバーさかげん。
なのになぜアレなんだという気しかしない。
役者に無茶さすのではなく
素のままリミッターを切るのが美なのだとか、
みんな自分でやりたくてしかたなくてやった映画より
これやんのかよぐらいの気分で監督させられたもんのほうが
出来がいいだなんてクレバーこえて真理。
その名刀で止めをさせないところが
いいところでもあり欠点でもあるだなんて
こんな的確な神代評は
当然といえば当然としても見たことない。
和田夏十のなにがそんなに偉いんだなんて
よく言ったぜショーケン
ていうか市川崑の"止め画の美学"は
カットが細かすぎるところから発生してんだっていま気づいた。
たしかに長めにまわしてて画ずっと止まってるなんて
さすがに不自然きわまりないものな。
あげく江波のおねえさまにまで手ぇ出してただと?
まじりっけなくはんぱなさのみ。

*1:自転車乗りのおそらく最良の齢