ニート そして伝説へ……完全版
例のハードも例のごにょごにょBookもがつんとなおったところで*1
いいことのつぎにはかならずわるいことが……世の中割り切れない……
とか言いきれるなんてな割り切れてんだが
「ほんとに近ごろ不景気」、需要と供給がかみあったかたちで
ニートふっかつ/逆戻り。
ゆく年は上限金額ぎちぎちはたらくニート、
くる年はさらに効率よくぎちぎちにと目標もできて、
あこいつぁ春(前)から縁起がいいや。
- 今期のサッカー
完全備忘録キャプテン翼(無印)など
ファンニステルローイが今季絶望ということで
おねいさんは空想の世界へ逃げ出しました。
(試合ははらはらしつつ見てますけど)
小学校篇
中学校篇
- たけしスポーツ刈り
- 岬急成長とチロリアンルック
- 小次郎の衝撃的半ズボン
- 現代風景画の鬼才
- タッチ風のタッチのギャグシーン←だからなぜ?
- 今期のほんほん
「雑貨屋的ポップSFかもしれない」
しめの一発今年はなんかこれってのがあったかなと思うとなあんもねえ。
08シーズンも完全に終った後やっとのってきた『超男性』については……
澁澤たっちゃんが三大ツール*2を見てりゃいやいっそスペシャライズド*3で先頭交替のまねごとでもしときゃあもっと素敵だったに違いないのにと若干残念。
しいていや一年でこれが一番きゅんきゅんきましたなんてらしくないと思う、
思うけどカズオイシグロの『わたしを離さないで』おもしろかった。
すべての小説が昔がたりである以上ありうる忘却と、
そこへ向かうノスタルジーの線はおもくそ踏みぬいてあった。
昔がたりなのに詳細におぼえてるなんてイマージュ過多じゃんと思っているので。
(メモ:ノーフォークはイングランドで「ラストランド」と呼ばれた最後の未開の土地)
またカセットテープがガジェットだってのが
「小ネタ」と呼ばれるものは絶対持ちえないいじましさで、泣けるな。
(『流星の絆』なんかを見すぎた目には
「小ネタ」のほうこそ"堂々たる"という意味でスケールがむしろでかく見える)
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つっても石黒好きか嫌いかでいうとなあ、これじゃ歳末をしめらんねえ、
なんて鼻ほじってたらベルリンのジルヴェスターコンサートがやばくて落涙。
今期のしめはこれで結構でございました。
ありがとう歳末。
いろいろ調べたくてヒットしたクラシックファンのサイト見て
世の中にはシネフィルの掃き溜めよりなお腐った場があったかと今年最後のディスカバリー。
くたばれ歳末。
追記
残念無念で終ったその後
全8ステージしかないくせに
走行距離2400キロ余りの構成で始まったジロ*4とほぼ同じ時に
超男性*5が書かれたことに思いあたると、
産業革命が工場の外においても終了した自動車時代を大々的に覆っていたのは
機械に挑むような気概であったのかもとか。
超男性の筋は、
機関車とチャリプラスアルコール化合補給食はどちらがモスクワまで先に着くかという鉄腕!DASH*6と
はたして24時間で何発やれるかな対決の二本立てなんだけども、
疲れぬ倦まぬ機械は最高である、
ところで人間は最高の機械たりうるかというような対抗心があったんじゃないかと。
あるいはその二本立てが二本とも、
首尾よくはこんだ結果「汝ら神の如くなり」のような状態を生むのか?とか。
シュルレアリストグループから出た小説の中ではいまんところ一番。
- 今期の民放
「いまだに家人は硫黄島の子って呼びます」
「小ネタ」で思い出した、
宮藤官九郎て
「分かる人にだけ分かればいい小ネタ」なんて
俺のドラマにないと言い張ってるんだね。
すべてが伏線なのだとかさ。*7
まあ伏線をすべて拾ってもらえればよろしいですね幸多かれと祈るのみだけど
自分の小ネタなんて成人にとっちゃほぼ精神史だろう的な物言いのがひっかかるのよな、
島国根性まるだしで。
あとは「それって男だろ?それじゃ人類は滅亡しちゃうよ」*8と付け足しときたいね。
島国根性といえば、
ベッカムだとかいやベコムだとか極論ベックァムだとか
日本人じゃない人間の名前の発音をやたらああでもこうでも言うのも結局、
読みはともかく発音それ自体を
自分がしてもらいたい発音とは違うふうに間違えられる可能性のない国の根性かもしらんとかよ
してほしい発音とかいう概念自体ないからルーニーじゃなくてルーネイだとか勝手に言えんだとかよ
で南米に在るときはホナウジーニョで欧州行くとロナウジーニョとかも正直好感は持てねえしよ
「ピザかピッツァか」のこだわりを押しつけてくる、だと?とかよ
話がズレだすまえに民放よ民放。
突如嵐ファン(リーダーファン)*9と化した母親にひっぱられて
初クドカンドラマしました。
今回のドラマ内ドラマのメインテーマを
「詐欺」/「人は他人を見たいようにしか見ていない」と持ってきたのは
人殺っておいて遺された子供を自分の子供のように見ているとか、
そことはがっつりつながるんだけど、
本筋の「遺族にも笑いあり」とはつながんないと思うけど。
「遺族はいつでも善じゃない」とはつながるんだけど、
どっちかいうと前者でいってほしくて(サスペンスコメディにしたいなら)
これは力量が足りなかったんだねと取りました。
何の話なのこの項。
- 今期のイミテーション銀幕
『愛と哀しみのボレロ』との出会い(損ね)
ルルーシュのコアファンをもって任じながら
『ボレロ』見たことない。
年末の映画特番で毎年やってんだけど
そういうときこそ逃すようになっているんだあね。
で、歳末はやるぞと。
途中まで見たところで、
ルルーシュ好きでもなんでもない家人から
『ボレロ』ってあれは結局何のつもりだったのか説明してくれと乞われ
「いやあれあのほれうさぎはさみしくって死んじゃうってのがほんとならルルーシュも何回に一回はくそ映画を撮らなきゃ死んでしまう映画作家なんだよ」とか
ごにょごにょ説明。
再開したところで
カラヤンモデルと思われる帝国のピアノ弾きがひく曲が思い出せなくて
調べているあいだに*10、
そういえばこの映画は4時間はあるはずなのに
どうして3時間しか残ってないDVDに録れたんだろ?と
気づかなくってもよかったかもしれないことに気づいて
途中で消しました。
来年は『ボレロ』、きちんと見るぜ。
ほうふもでましておあともよろしいようですね。